賃貸の物件選びで後悔したくない！
物件探しで見るべきポイントを徹底解説

通勤・通学の所要時間は適切か

エリアを決めるときのポイントは、通勤・通学の所要時間から考えること。インターネットで所要時間を比較しながら、どのエリアが適しているかを調べましょう。
通勤・通学先が都市部に近いほど、家賃の価格も上がりやすいです。特に学生の場合は自転車での移動が多いため、通いやすい範囲内で物件を探すようにしましょう。

周辺に買い物や飲食しやすい店舗があるか

一人暮らしは買い出しも自分で行うため、帰宅途中に買い物できる店舗があると便利です。一人でも気軽に入れる飲食店があれば気持ちにゆとりが生まれますし、一人暮らし向けの食材や惣菜が充実したスーパーなら、食材を余らせることなく、栄養バランスの良い食事がとれます。自炊中心で生活するなら、スーパーやドラッグストアが近い物件を選ぶのもよいでしょう。

間取りや広さは適切か

まずは間取りやおおよその広さから、物件を絞り込みましょう。一人暮らしにおすすめの間取りは、次の3つです。

最もコンパクトなのは1R（ワンルーム）で、居住スペースの中にキッチンと居室が一続きになっています。

1Kはキッチンと居室の間をドアで仕切り、居室が独立した空間になっている間取りでとても使いやすく、人気の間取りです。

1DKはキッチン・ダイニングスペースに、独立した居室が併設されています。

日当たりや通風は十分か

物件を内覧するときは、必ず日当たりや通風についても確認しましょう。日当たりや通風が悪いと結露やカビが発生しやすくなり、健康へも悪影響を及ぼします。周りの建物の様子やベランダの方角、窓の位置からでも、おおよその日当たりや通風は予測可能です。遠方からの引っ越しの場合はオンライン内覧を利用しながら、不動産会社の担当者に実際の様子を確認してみるとよいでしょう。

防犯面での不安はないか

セキュリティを重視したい方には、オートロック付きの物件や2階以上の物件がおすすめです。
セキュリティの充実した物件は人気が高く、空き室も早く埋まりやすいです。気になる物件は、ぜひ早めに問い合わせておきましょう。

住人のマナーは良いか

入居後の住み心地は、同じ物件に入居中の住人のマナーにも大きく左右されます。
ゴミ捨て場をはじめとする共有部の使い方や、エントランスの掲示板に注意書きが貼られていないかを、内覧で確認しておくのがおすすめです。

内覧の時間が取れなければ、不動産会社の担当者にどのような世帯が多く入居しているのか確認するだけでも、入居後の様子をイメージしやすくなるでしょう。

家賃を高くしすぎない

希望を取り入れるあまり、家賃が高くなりすぎないように十分注意しましょう。
高すぎる家賃は家計を圧迫しますし、滞納してしまえば個人の信用にも関わります。無理なく支払える金額を慎重に判断し、無理のない家賃で物件を選んでください。

条件に優先順位をつけておく

スムーズに物件を選ぶには、条件に優先順位をつけておくのが大切です。
家賃を抑えるのか周辺環境の良さを重視するのかなど、希望が異なれば選ぶ物件も変わってきます。譲れない条件を1つ決めてから、できれば叶えたい条件を2～3つほど、優先順位をつけながら考えておくとよいでしょう。

ある程度の妥協は必要と心得る

希望条件を絞っても、残念ながらすべての希望が叶えられるわけではありません。賃貸物件は先着順で決まるため、ある程度妥協しなければならないこともあるでしょう。特に年明けから春先にかけての新生活シーズンは、人気物件ほど申し込みが殺到します。ある程度優先順位を決めつつ、完璧を求めすぎない姿勢も大切です。